火事場の馬鹿力は本当に存在するのか?経験者が語る!!!


2019.08.12
17:05

皆さんはどんな夏休みを過ごしていますか??

僕は昨日まで涼をとりに軽井沢に行っていましたが、今日から通常通りアトリエにいま〜す♪

 

はいっ

それではこちら、、、J.Dモデルです!!!

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J.D!?

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そうです、この方。

ジョニー・デップです☆

(個人インスタもやってるんで気軽に絡んで下さいね (笑)

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去年の写真を整理してたらこんな画像が出てきたので少しだけ語っちゃおうかな w

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J・Dモデルって言ってるのは勝手に僕が言ってるだけで、オフィシャルでも何でもなく、ただ単に個人的なファンであって、去年アサヒビールのキャンペーンかなんかで来日した時に作って持っていったの。簡単にいうと完全にプライベートで製作したものですので誤解のないようにお願いします 笑

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ジョニー本人に渡す際に窓口になってもらえる方がいたので製作する決意をしたわけですが、画像を見て分かる人もいると思うんだけど、ストラップに使用しているバックルと矢じりが”THIRTEEN DESIGNS”製なんですね。これも誤解されちゃうと色々と面倒なんでちゃんと説明しますね!

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このバックルパーツは僕が元々在籍していたメーカーのものです

以前の記事は→こちら

 

製作にあたり窓口になってくれていた方に色々と相談にのってもらっていました

※窓口の方を通称”K”さんと呼びましょう

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僕:こんな感じで考えているんだけどどうですか!?

(過去に製作したギターストラップの資料をみてもらい)

 

Kさん:あっ!これなんか良いんじゃない!?

製作元になった記事は→こちら

 

僕:あ〜これですか!!!最近作ったものです。

 

Kさん:バックルは他にないの?

 

僕:う〜ん(しばらく考えて、、、)

例えば僕が今着けているベルトのバックルなんかは昔、ジョー・ペリーがギターストラップとして使っていましたけど、、、

 

Kさん:それいいじゃん!!!それ作れないの!?

 

僕:新たに作るのは難しいけど、自分が使っているこのベルトで良ければ問題ないはずです、、

 

Kさん:ジョニーはスカルが好きだから気にいるんじゃない!それにしてもジョーが見たら驚くだろうね 笑

 

僕:ある意味ペアールックになりましたね www

 

そんなこんなで、自分のベルトがジョニー本人に渡るのであれば本望かと思い、十数年間共にしてきた思いれ深い大切なベルトを手放したわけであります☆

 

僕はこれまで色々なギターストラップの製作に携わってきましたが、長いこと物作りをしていると色んなチャンスが巡ってきます。そんなチャンスを逃すまいと必死でやった結果、また一つの夢が叶いました

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話は変わり、”バックチェリー”というバンドをご存知だろうか!?

(オフィシャルサイト→こちら

 

あれはいつの日かの新木場スタジオコーストでの出来事。

 

当時メインギターを担当していた”キース”から急遽ギターストラップの依頼があり、翌日がライブ。

翌々日にはアメリカに帰省するいうスケジュールだったかな。

 

担当の方からライブ終わりに渡したいんだけどどうかな!?

(時間的猶予は24時間をきっていた)

 

バックチェリーは大好きなバンドだったからこんなチャンスは滅多にないからと奮起し、ほぼ徹夜状態で完成させて会場に持っていった。

 

眠気が吹っ飛ぶほどの最高なライブ!!!

 

ライブが終わりステージ裏に案内され、担当の方にストラップを託し、フロアでスタッフとライブ後の興奮を共有したり、限られた少ない時間の中、キースの依頼に応えられたという満足感でとても充実した時間を過ごしていた矢先、悪夢が待っていた、、、

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そのフロアには僕を含めて3人。

 

何故か僕だけ楽屋に呼ばれた。

 

メンバーがいるとされる部屋の前。

ノックして入るとそこにはメンバーのジョシュ、キース、担当者、レコード会社の社長、当時のボスがいた。

 

僕は心の中で皆さんに歓迎されているんだと、胸を踊らせていたのは一瞬の出来事だった。

 

楽屋内は重苦しい雰囲気が漂っていて、なんだかこれはやばいことが起こりそうな予感と思った直後、担当者から「これ名前のスペルが間違ってるんだけど、、、」

 

えっ、何のこと!?

 

あまりにも張り詰めた緊張感に、自分が何をやってしまったのか全く整理出来ずにいた。

 

「KEITH NELSON」が正解でEとIが逆になってんだけど。。。

 

あっ!!!

完全にやらかした、、、

僕が作ったのは「KIETH NELSON」だった。

 

特にアメリカ人は自分の名前に誇りをもっている人種。故にストラップに名前を入れたいと。ましてスペル違いなどあってはならないという非常事態。

 

僕はその場で腹を切って謝罪する覚悟でいた (例えがそのぐらいしか思い浮かびましぇ〜ん泣)

 

キースはすごい気に入ってるからいつまでに直せる!?

 

僕は迷わず、朝までに作り直してきます!!!

 

えっ、間に合うの!?

 

その場にいたみんなが僕の言葉に耳を疑った様子。

(やるしかないでしょ!!!と心の中で自分に言い聞かせて)

 

大丈夫です。

それを聞いたキースは、少しこわばった表情から笑みを浮かべ握手を交わし楽屋を出た。

 

張り詰めた緊張の糸を一瞬でも切らした瞬間、睡魔に襲われ作業なんかできる状態ではなく、いつ意識が飛んでもおかしくないまま、そそくさと工房に戻り全てを作り直し、約束通り朝までには滞在していたホテルのフロントに預けて事なきを得た

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こんな大失態はこれが最初で最後。

 

夏になると必ず思い出してしまう、怖〜〜かったエピソード。

 

ちょっとしたトラウマなのかな www

 

当時を振り返ると、あの時の僕はアドレナリン全開だったから間に合わすことが出来たのかもしれない、、、普通の精神状態であれば、まる二日寝ずに作業するなんて到底考えられない出来事。

 

“火事場の馬鹿力”という例えが本当に存在するんであれば、こーいった体験になるんですかね 笑


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