伝統工芸品


2019.05.06
20:13

GW最終日。皆さん楽しんでいますか〜

僕は相変わらずオーダー品をこなしながら、好きなことをさせて頂きアトリエで過ごしている毎日であります。ありがとうございます!!!本日は新元号になってからの最初の更新となりますので、魂の込もった作品を紹介したいと思います。

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ウォーボンネットです。販売用として製作したこちらはブランドとしては初となります。

製作期間に一ヶ月を費やしました

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僕の作るものは時代の流れ(流行り)とは無縁であります。言い方が悪く聞こえますがこんな物を作ったところで誰が買ってくれるんだろ、、、しかも一ヶ月も掛けて、、的な (笑) しかしながら僕の物作りの原点はその時に(今)作りたいものを作る。そのものを分かって頂けるごく少数派の人にだけ届いて共感してもらえれば本望だと思っています。あとは本物のボンネットを作れる日本人では、師匠と僕しかいないってことですかね!!!もしもいたら教えて下さい、、ごめんなさい、、、今となってはネイティブアメリカンの人でさえイヌワシの羽は使いません。使っていませんでした。実際にアメリカを旅した時にトレーディングポストで販売していたものや、たま~に見かけるアーティスト名の入った輸入ものもありますが、おそらくターキーの羽でしょう。それでも数十万という金額で売買されていますからね 笑 何が本物か偽物かって境界線を引くには人それぞれ考え方は違うと思いますが、個人的には誰でも手に入るターキーの羽で作られたボンネットに価値はないという考え方です。もちろんイヌワシは絶滅危惧種に指定されている生き物ですから新たに手に入れることもできません。本当に貴重な素材です!!!

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一ヶ月の製作過程をギュギュッと凝縮してご説明。まずはメインとなるビーズ刺繍のデザイン構成から考えました。これまでにデザインしてきたブランドの代表的なモチーフを全て取り入れました。【イーグル】【クロス】【ウイングアロー】【サンフラワー】とブランドアイコンであるモチーフをふんだんに取り入れたウォーボンネット。この4つのモチーフを採用

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使用している羽はもちろんイヌワシ。白い部分は綿毛。表、裏に大小の綿毛を15枚前後重ね見えないように糸で固定。ビーズの土台となっている部分はバッファローの生皮を黒く染めたもの

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馬の尻尾は白毛を使っています。白毛にレア度を感じるのは僕だけでしょうか www

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全体のカラーバランスはモノトーン系で揃えたかったので、ミンクの尻尾は黒。白い毛は兎の革

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頭頂部にセットする一本は、風切羽をカットしてバランスを整えています。ここに使用する綿毛の量も倍近く重ねてボリュームを出しています。ビーズと綿毛の間に挟み込んでいる素材もミンク

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ようやく全てのパーツが揃いました。あとは各パーツを帽子部分に取り付けて完成です。

帽子パーツはディアスキン。ディアスキンにもランクがありますが、お肉でいうところのA5ランク並に上質なディアスキンを使用しています

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鹿紐を用意して

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羽の芯にドリルで穴を開けた部分に紐を通していきますが、綿毛を巻き込まないように一本一本慎重に通していきます。完成時の羽の広がりをイメージして紐のテンションを調整して

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完成です

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戦士の証とされていたネイティブアメリカンの思想を、素材から製法全てにおいて一切妥協がありません。昔の資料など見ていると、羽部分は赤いフェルトで巻いているものが多く存在します。稀にこのように一本一本ビーズで仕上げている作品も見られますが、この作業が本当に大変なんです。ネイティブアメリカンの人達も、時間を掛けて作る人とそうでない人がいたんでしょうね 笑 「手間暇かけて仕上げた方がより良い作品になるから、フェルトで済ませずビーズで装飾する」と師匠の教えです。

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魂が込められたウォーボンネットを手にできるのは、選ばれた人のみの作品となります

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このように額装も可能ですがあくまでも参考例となります

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額装するとより華やかに見えますね!!!

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額装も良いですが、ガラス越しや窓際に飾って頂くのも全然ありかなと思います。レザー製品やシルバー製品のように決して身につけるようなものではありません。あくまで観賞用だったり、ドリームキャッチャーのように魔除け的な考え方で楽しんで頂ければと思います!!!実際に被ることもできますけどね w あとはお店のディスプレイ品としても良いかもです。。。

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販売価格に関してはギャラリーページに掲載しています。

まさに伝統工芸品、金額もそれなりにしますので、本気で欲しいというオーナー様の元へ羽ばたいていってほしいものですね☆


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