トレーディングポスト

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2013.07.08
17:45

「師」に頼まれていたベルト2本を持って行った。当然自分の師からお金を受け取る事は出来ない。

いつも通り東麻布にあるアトリエを訪れると何やらいつもの光景とは違う事に気づいた。大理石で造られた師の作業台の上に

沢山のイヌワシの羽が広げられていた。何かを製作するための下準備をしているのではないかとはじめは思っていた。

師に「ベルトは出来ましたか?」と尋ねられたので完成したベルト2本を手渡すとすぐさまサイズと仕様を確認。

毎度のことながら師に自分の作った作品を見てもらうのは緊張するが、数秒の間があった後、

「有難う、お礼にこの羽とトレードね」最初自分の耳を疑ったが再度確認したところ、

「いずれこの羽を使って何か作品作りを考えてストックしてたんだけど今後はあなたが私の代わりに

色々な作品作りに役立てて下さい」と言われた。本当に嬉しかった。ベルト2本とお金じゃ買えないこんなに多くのイヌワシの

羽を「トレード」出来る師の懐の深さとリザベーション(インディアン居留地)にてカイオワインディアンと生活をし

「RED MAN」というインディアンネームを持つ師は本物のインディアンなんだと改めて実感した。

 

<トレーディングポスト>

白人とインディアンが 交易のために使った場所で、品物を持ち寄り、物々交換をした交流の場所。

 

<羽の種類>

羽も色々な箇所によって様々ですが大まかに分けると翼の羽根が「手羽根」、尻尾の羽根が「尾羽根」と呼ばれています。

写真左右・手前・奥→手羽根 /  写真中央→尾羽根(ヴォンネットに使用している羽根)

 

下の写真は以前にヴォンネットを製作した製作風景を簡単に紹介します。


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